ベン＆スージー　クロス夫妻　– 　パトカ牧場、 ネーピア市

ネーピア後方、丘陵地帯にある、ベンとスージーが保有するパトカ牧場は、空気が格別、澄んでいるように感じます。ニュージー
ランドの地方は、豊かな自然が育まれた土地が多く、例えば、葉がたくさん茂った木々や、急な谷に挟まれた緑豊かな牧草地に彼
らの家畜が放牧されています。

牛と羊を飼育しているパトカ牧場は、100年以上に渡って、クロス家が続けており、現在は4代目の畜産農家であるベンと妻のス
ージーが、飼育動物に対して敬意と思いやりを持った方法で接するアニマルウェルフェア（動物福祉）の哲学を大切にして、家畜
たちは守られています。ここでは、通路や小道はもちろん、フェンスを作るときにもすべて様々なことを考慮して作ります。

ベン自身に、彼の優先順位は何かと尋ねると、それはもちろん育てている動物たちだよと嬉しそうに答えるでしょう。この夫妻が
育てている動物たちに対する思慮深い扱いを見れば、シルバーファーン・ファームスに提供されている食肉は非常に高品質である
とわかります。

ベンは、この飼育動物たちを定期的に新たな牧草地へ移動させて管理しているため、彼らは、一年中、質の良い牧草を食べること
ができます。この様に配慮が行き届いた飼育方法は、彼らが生まれた直後から始まります。ベンは、その様子を次のように語りま
す。「母牛は、もちろん我が子を必死で守ろうとしますよね、だから、私のことを、信頼していると思います。きっと、母牛は、
あなたが何を言っているのか理解は出来ないとは思いますが、私たちが出す柔らかな態度、空気なら感じ取れます。快適でいてほ
しい、静かで落ち着いた環境でいてほしいと願う態度なら…。」